職歴ゼロ、ニート歴20年の40代ガチニート、一念発起し体力つけたら何もかも変わった [無断転載禁止]©2ch.net [566475398]

ニート歴20年でも就職を勝ち取った40代男の就職活動実録

筆者が就職のお世話をさせて頂いた人の中に、とても印象に残っている方がいます。
ここでは「池田さん」という仮称にしておきますが、彼は大学を卒業してから一度も就職経験が無い生粋のニートで、
しかもニート歴20年という、かなり筋金が入ったニートの方でした。
40代でニート歴20年、しかも就職歴も無いと来ていますので、筆者が在籍していた人材会社に池田さんが
就職相談に来た時には、同僚たちは誰もが担当になるのを嫌がっていました。

結局私が担当になることになり、池田さんと二人三脚の就職活動を行い、彼は見事に就職を果たしたのですが、
彼の行動や就職活動戦略は非常に優れており、他のニート就職希望者の方に非常に参考にして頂けるものだと筆者は感じていました。
就職を希望するニートの方には参考になり過ぎる、ニート歴20年の池田さんの就職活動実録を
ここに綴ってみたいと思います。

人と会うことで自分の長所を見抜いてもらう
ニートの方にとって、見知らぬ人と接するという行動は非常に負荷がかかる行動だと思います。
「人と接するのが苦手だからニートをやっている」という方がほとんどだとは思いますが、
一歩だけ勇気を持って前に踏み出すだけで、非常に大きなメリットを享受できるようになりますので、
まずはその事を心に留めておいて頂ければと思います。
池田さんは勇気を持って「人と会う」という行動を取るようにしていました。
そして、人と会う、人の適性を見抜く事に慣れている筆者と面談を重ねるうちに、
池田さんのキラリと光る長所が見えてきたのでした。
彼は笑うと素晴らしい笑顔を見せてくれ、周囲の人を安心させるような雰囲気を作り出す不思議な魅力を持っていました。
面談初期には「私にはなんの長所もありません」とうつむいてばかりだったのですが、
人の観察が仕事の筆者は、そんな長所を見逃すはずはありません。

「池田さん、笑顔が素晴らしいじゃないですか。PRポイントは何も職歴やスキルばかりじゃありませんよ。
そういう座を和ませる雰囲気は池田さんの貴重な長所ですから、そこを売りにして頑張っていきましょうよ」

私がそのように話しかけると、彼は何かを悟ったような表情になり、うつむくのをやめて
私の目を見て話をしてくれるようになったのでした。自信を付けてくれたのです。
人と会うという事がニートの方にとって大きな負担になることは理解ができます。
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